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皮膚病について教えてください

(シーズー/オス/5歳/名前・桃太郎)
3歳頃より腹面が赤くなり、よく痒がります。毛も薄いです。
イソジン浴や、にがり水浴もします。続き
入浴は週1回、体臭も強いです。ジュクジュクしたらたまにリンデロンを塗ります。
年々悪化してるようなのですが、どうしたらいいですか?
猫が1匹いますが蚤駆除はしてます。
近所に獣医さんはいるのですが、若くて頼りないので治療に不安があります。(mamamanさんより)


mamamanさんこんにちは。

桃太郎くんのお腹、だいぶ赤く、またとてもかゆそうですね。
症状からするとノミはあまり関係ないように思います。症状のお話からだけでは確定的な診断名を下すことはできませんが、可能性の高い皮膚病をいくつかあげてみましょう。

1.アレルギーやアトピー:食べ物や草木の花粉・ハウスダスト(ダニの死骸やちり、ほこり等)…etc、人や動物が生活する環境にはアレルギーを起こし得る物質が色々と存在します。
もちろん、それだけでなくアレルギー体質というように動物側にもアレルギーを起こしやすい体質をもった個体が存在します。
この両者が組み合わさるとアレルギー性皮膚病やアトピー性皮膚炎が起こります。
アレルギーを起こす物質が特定できれば、その物質から動物を接触させないようにすることで根本的に治りますが、ハウスダストのようにその物質から動物を遠ざけることができなかったり、アレルギーを起こす物質が複数だったりすると、根本を治すことは難しく、症状を軽くする対症療法がメインとなります。

2.アカルス症(毛包虫症):皮膚の免疫力が弱い犬ではアカルス(毛包虫)と呼ばれる長さ200〜300ミクロン程(肉眼では見えません)の寄生虫が毛穴で繁殖し、皮膚炎を起こすことがあります。
皮膚の免疫力が非常に弱い犬ではとても治りにくいケースがあります。
診断は皮膚の一部をひっかいて、顕微鏡で検査することによりわかります。

3.脂漏症:脂漏症とは皮膚の生産が異常に多くなったり、あるいは逆に少なくなったりし、フケが増えたり、ベタベタした皮膚になる状態をさします。
このような状態を起こす(脂漏症を起こす)根本的な原因は1つではありませんが、原因が特定できれば原因を治すことが重要です。
しかし、多くは原因が特定できず、対症療法が行われます。

以上が可能性の高い皮膚病と思われますが、いずれも治りにくい皮膚病です。
また、2つ以上の皮膚病の原因が重なっていたり、原因が1つでもそこに細菌や真菌の2次感染が起こるとさらに治りにくくなります。
この2次感染の予防や治療はとても重要で、皮膚病がひどくなるのを予防します。

実際に診察していないので、ざっと今述べたことが私の回答です。
皮膚病が何なのかにより治療法は違いますので、その点を含め、今回お話ししましたことを参考に、かかりつけの先生に色々と相談されたら良いと思います。(2003.08.20)