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足元がふらつき立つことも座ることもできなくなりました

(ネコ/オス/15歳/名前・ミュウ)
今年の春先頃より、足元がふらつくようになりヨタヨタと歩いていましたが、11月4日より突然立つことも座ることも続きできなくなり病院受診しました。
血液検査結果より「腎不全」と診断され、治療食「ヒルズ k/d」とクレメジン200mg/日開始となりました。BUN 42.7 CREA 2.1でした。
その後歩行できるようになったのですが、ふらつきが強く、座位もほとんどとれません。
「腎不全」について書かれてるような「嘔吐」は見られませんが「体重減少」は著明で12kg→6.5kg、「多飲・多尿」は見られます。
他のHPでふらついて歩くのは「低カリウム血症」とも書かれていました。
今はトイレまでの5mを歩くのがやっとで、食事・水も寝転がって摂っています。
このまま治療食とクレメジンだけで様子を見てもよいのでしょうか?
また、かなり弱っているミュウを見て、父が「苦しむ位なら安楽死を」とも薦めます。苦しいものなのでしょうか?(えっちゃんさんより)


えっちゃんさんこんにちは。
15歳の雄猫のミュウちゃんが徐々に足許がふらつくようになり、立てなくなってしまい、動物病院で診察してもらったところ、「腎不全」と診断されたとのこと。
また、12kgもあった体重が6.5kgへと、かなり痩せて来ているのですね。

まず、第一に、「腎不全」は間違いないかもしれませんが、BUN42.7、CREA2.1程度の値で、足許がふらついたり立てなくなってしまうものなのか、かなり疑問を感じます。
“他に原因があるのではないのかな?”というのが、私の第一印象です。
また、「低カリウム血症」も、食欲不振が長期間続いたり、あるいは激しい嘔吐や下痢がある程度続かなければ、そう簡単に起こる現象ではありません(ちなみに、低カリウム血症は動物病院の血液検査で血液中のカリウム(K)濃度を測定すれば簡単にわかります)。
他にも、フラついたり立てなくなってしまう病気(あるいは年齢的な問題も含めて)を、総合的に考える必要があると思います。 (2003.11.12)