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肺水腫について教えてください

(パピヨン/メス/9歳/名前・さくら)
心臓の病気でこのところ血管拡張の薬を服用していました。先日まで旅行で知人に薬をあげるよう続き頼んだのですが、2,3日に一度しか薬をあげなくて9日ぶりに帰ってくるとケッーと咳がひどくなっていました。
急いで次の日病院につれていったところ、心臓の状態がよくなく肺水腫になっているといわれました。
利尿剤を追加されすぐ服用しても完全には咳は治まらず、しばらく様子をみることになりなした。
肺水腫になるということは心不全はかなり良くないところまですすんでしまっているのでしょうか?
先生は心臓は突然に死んでしまう事もありうるといわれてしまい、かなり深刻な状態なのかとても心配です。散歩や食欲はあるので肺水腫が治ってまた薬をきちんと服用すれば単位で生きて欲しいげどもうそんなには長く生きられないのでしょうか?


パピヨンのさくらちゃん、お薬をあげられない日もあったようで、心臓の病気が悪化してしまったとのこと。おっしゃるように肺水腫が起きるということは、心臓がそれだけ悪いということになります。

犬の心臓病は(僧帽便閉鎖不全症だと思いますが、詳しくは『第20回動物病院だより』を参照して下さい)、徐々に進行してくる病気なので、知人の方がお薬をしっかりとあげられなかったことは、肺水腫が起こる小さなきっかけとなってしまったかもしれませんが、それだけさくらちゃんの心臓病が進行してきてしまっているということをご理解ください。

肺水腫が起きた場合、一般に利尿剤で肺にたまった水分を尿として出すようにします。また心臓のお薬も種類や投薬回数を増やす場合があります。
肺水腫は程度により様々です。重い肺水腫の場合、呼吸困難を起こし急死してしまうこともある状態ですので、投薬や安静・食事療法はかかせません。また逆に軽い肺水腫の場合、利尿剤等のお薬で一端肺水腫が取れ、症状も落ちつき、利尿剤をSTOPして、今までの心臓のお薬や食事療法で再びもとのように、回復することもあります。要は肺水腫の程度及び心臓病の程度により、経過は様々だと思います。
さくらちゃんがまた落ちついてくれることを願っております。(2004.10.05)