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でべそは手術でしか治りませんか?

(シーズー/メス/5歳/名前・モモ)
うちのモモは、でべそで普段はやわらかいのですが、昨晩、急にきつそうしていたので体を触ってみると、続きでべそがパンパンに腫れていました。
この時は手でくりくりしたら運良く元に戻りました。こんなこと初めてでした。お産も3度経験しているのですが、その時はなんともなかったです。やはり手術でしか、でべそは直らないのでしょうか?(犬おばさんより)


犬おばさん、こんにちは。
モモちゃんのでべそが、いつもは軟らかいのに、先日急にでべそがパンパンになり、きつそうな状態になってしまったということですね。
 
シーズ−は、他の犬種に比べて、でべそが多いようです。
また、多くのケースでは、モモちゃんの日頃のように、でべそは軟らかく、指でおさえると、へこんでしまいます。
しかし、まれなケースとして、今回のようにパンパンに腫れてきてしまう事があります。これを嵌頓(かんとん)と言い、でべその中身(多くの場合はお腹の中の脂肪ですが時には腸などの事もあります)がお腹の中に戻らなくなり、しめつけられて腫れてきてしまう状態を言います。
今回は元に戻ったので良かったのですが、元に戻らず血行障害を起こすと、大変な事にもなりかねないので、注意が必要です。
 
最後に、でべそは、やはり手術でないと治りませんので、かかりつけの先生に今回の事を含めて、一度相談された方が良いと思います。(2005.1.17)