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動物と共に暮らす時の注意点は?

知り合いで室内犬を5匹飼っていて、妊娠して今年2月に出産を予定していたのですが、妊娠9ヶ月の時おなかの中でショック死してしまいました。続き
原因は犬と一緒に暮らしていたからだそうです。胎児が9ヶ月にもなると、自然分娩しなければならないんです。もう二度とこんな事が起きて欲しくないので、気をつけるべき事とか教えてください。 (加賀さんより)


加賀さん、こんにちは。お知り合いの方が妊娠9ヶ月でお子さんを亡くしてしまったとの事、本当につらい経験だったと思いますし、本人にしかその本当のつらさはわからないと思います。

ただし、犬と一緒に暮らすことが胎児のショック死の原因になるということは、これまで一度も聞いた事がありませんし、とても考えにくいと思います。何に対するショックなのでしょうか?
その点に関しては情報も十分でない状態で、これ以上お話しをしても無責任になってしまうので「動物とのつきあい方」という形で加賀さんに対するお答えとさせて頂きたいと思います。
以前にこのペット相談室にラスカルさんという方から「ペットを飼ってみたいのですが、動物特有の菌が……」との質問がありました。その時の私の答えも参考になると思います。
妊娠している方ばかりではなく、小さな子供をはじめ一般の健康な大人まで、一番重要な事は、

■飼っている動物の健康管理をしっかりしておくこと。
●ワクチン(1年に1回)やフィラリア予防。
●検便(1年に2〜3回)
●ノミの予防・駆除。
●定期的なシャンプー。
●異常(いつもと違った事)があったら早めに動物病院で診察を受ける。

■節度ある接し方をする。
●口うつしや人の箸で食べ物を与えない(キスもよくありません)
●かじられたり咬まれた場合は消毒等適切な処置をする(必要があれば病院へ)
●動物の食事や水・トイレ等いつも清潔にしておくこと。
●人(自分)の食事の前には必ず手を洗うこと。

■人間に飼われている歴史のある動物を飼うこと。
●流行や珍しいからと言って生態がよく分かっていないような動物は飼わないこと。

以上述べたことを守って、動物たちとの楽しい生活を送れるように努力して下さい。動物達を可愛がってあげればあげる程、きっと動物もあなたに何かを与えてくれると思います。(2002.10.4)