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首のところにしこりを発見しました

うちの猫は14歳のオス猫ですが、2〜3週間前に首のところにしこりを発見しました。続き
地元の動物病院で診てもらったところ、喉のリンパの所に大きなしこりと小さなしこりが二つあり、まだよく食べているので体力があり、もってはいるが、もうリンパをつたって身体に回っており肺は真っ白だと言う事です。
一応首から注射器で細胞を取り、1つは大きい病院へ、もう1つはその病院で検査し、投与する薬(その日のうちに抗がん剤)を決めると言う事ですが、首から組織を取るのが、その診ていただいた獣医さんによると血管がかなり通っている部分でそのお医者さん自身にとってもかなり難しい作業だと言う事です。
やはりそれがかなり私達にとっても不安なのですが、他に方法はないのでしょうか。
そのお医者さんによれば今は食べる事ができて元気だが、リンパが腫れてくれば喉を食物が通らなくなるのでもってあと半年から1年だろうと言う事です。
本当に心配していますし、ずっと我が家で暮してきた家族同然の猫なのでショックです。(セナさんより)


初めまして、セナさん。
14年間家族同然にいっしょに暮らしてきた猫ちゃんが腫瘍の疑いが強いということでショックをかくせない様子、ご察知致します。

レントゲンで肺も真っ白とのことで、そのしこりから転移したものであれば、まだよく食べているといってもやはり重要な問題であると思います。
診察して下さっている先生が行ってくれている細胞の検査はこのような(いわゆるしこり)場合には重要な検査で、腫瘍(癌を含め)なのか否か・腫瘍なら何の腫瘍(どんなタイプの腫瘍)なのか、あるいは良性なのか悪性なのか・転移しやすいのか、またはどこに転移しやすいのか・どんな治療の可能性があるか(抗ガン剤が効く腫瘍なのか)等の情報が得られると思います。
もし悪性腫瘍だった場合、抗ガン剤を含め、治療をするのか否か最終的に決めるのは飼い主さんです。
獣医さんの検査結果はそれを判断するための1つの材料ですから、検査結果の説明を詳しくしてもらい、先生とよく相談する事が重要な事となります(インフォームド・コンセント)
その相談に対して一番重要となることは「セナさんの猫ちゃんにとって何が一番幸せな事か」だと思います。その点を、飼い主さんと獣医師が二人三脚でできる限りの中で、一番良い方法を探し出す事だと思います。(2002.10.23)