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「しこり」について

(ネコ・雑種/メス/14歳/名前・リッチ)
マスダ先生こんにちは。
12月の下旬頃、肩付近に直径1cmくらいのしこりのような続きものを見つけました。

本人は超元気ですが、年もいっているので、悪い病気ではないかと心配です。
リッチは大の病院嫌いで、病院に行くことでストレスを感じさせるのは悪いと思い、なかなか、病院へ連れていけません。

放っておけない病気なら、すぐさま連れていきたいのですが…。
どうしたら良いでしょうか?(ごん)


 ごんさん、こんにちは。
14歳のネコちゃんのリッチちゃんは年齢の割りに「超元気」だと言うことでなによりです。

12月下旬に見つけた1㎝くらいのしこりが3/3現在まだあるとすると、その「しこり」は自然に無くなる物ではなさそうですね。

いわゆる「しこり」と言われるものにも様々なものがあり、放っておいてよいしこりから悪性腫瘍まで様々です。

その「しこり」が何であるか、あるいはどうしたら良いかを検討・決定するために簡単な検査法があります。

その方法とは細胞診といってそのしこりから細胞を少し取って来て、その細胞を顕微鏡で調べる事により、その「しこり」がどんなものかを判断する診断法です。取れた少しの細胞から100%を診断することは難しいのですがかなりの事がわかります。

 いくつかある細胞診の方法の中で1番簡単で動物にも1番負担をかけない方法がニードルバイオプシー(針生検とも言います)と言う方法になると思います。

これは、そのしこりに細い針を刺し、その針の中に入った細胞を取り出して染色し、顕微鏡で見て診断する方法です。
その「しこり」を「寒天」にたとえてみると「針」が「ストロー」になります。
ストローを寒天に刺し、そのストローに入った寒天を取り出してして調べると言う事です。
さらに良い点はその場ですぐに結果を出す事が可能だという所です。
通常、体表に出来た「しこり」なら麻酔は必要ありません。注射一本するのとほとんど変わらない程度です。
詳しくはこちらをご覧下さい(http://www.masuda-rui-heart.sakura.ne.jp/letter/032.html)。

ただ、リッチちゃんの病院嫌いは困ったものですね・・・。
でも、リッチちゃんに1回だけ頑張ってもらってそのしこりはいったいどういったものなのかはっきりしておく事は大切な事だと思います。

ニードルバイオプシーの結果、もしも悪性の腫瘍と判断させても早期であれば十分に回復・完治の可能性もあると思います。(2010.3.3)