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腎臓の健康管理に良いアドバイスをください

(シャム猫/オス/8歳,9歳/名前・なんなんの兄達)
マスダ先生こんにちは。猫の腎臓が心配で相談させていただきたくおたよりしました。続き
健康診断のため8歳と9歳の雄猫3匹を血液検査につれていったところ、全員腎臓に危険信号で、それぞれクレアチニンが2.6(BUN32)、2.4 (BUN37)、2.3(BUN32)という数値でした。病院で正常値ギリギリの数値であることの説明を受けました。
今のところ正常値内なのでとくに治療は受けていません。
親心としましては、クレアチニンの数値が、これから加齢と共に上昇していくのであれば、なんとか今のうちに阻止したい、できれば数値1代に下げて維持していければと思うところです。
さっそく食事は腎臓サポート食に切り替えたのですが、他にはとくに何もしていないので、なんだか心配の日々です。
ペット用の健康食品なども食べさせてみようかなとも考えたりしています。
腎臓の健康管理に良きアドバイスをいただければありがたいです。(あめまさんより)


あめまさんこんにちは。
あめまさんのところの猫3匹が、いずれも血液検査でクレアチニンがほんの少し高いとのことですね。

クレアチニンやBUNは腎臓の働きの状態を表す1つの指標となっております。
できれば尿比重を含めた尿検査も行うと、さらに腎臓の状態をより正確に把握できますので、尿検査をしたいところです。
どうしても尿の採取が無理な場合は、腎臓疾患の初期と仮定して、あめまさんが現在行っている腎臓用の処方食に切り替えるのがやはり良いと思います。
万が一、現在腎臓疾患の初期ではないとしても、3匹ともやや高齢ですし、予防的に与えることは体にとって何もマイナスになる事はありません。
もし、あめまさんが腎臓用の処方食以外にも何か腎臓にとって良い治療を希望されるのであれば、私としておすすめするのは「飲み薬で腸内にある老廃物の元を吸着させるお薬」です。
お薬の名前はそのお薬を製造、販売している会社により違いますので(成分はどれも同じか同等のものです)、かかりつけの先生にご相談して頂ければわかると思います。

以前に、猫の慢性腎不全に対する治療について、いるかちゃんさんより('02.9.10)お問い合わせがありましたので、一応参考にしてみて下さい。
ただし、あめまさんのケースではまだ何も症状が出ていないので、やはり腎臓病用の処方食だけでも良いのかもしれません。(2005.6.21)